2008年01月15日

リコール194件過去最高 製品事故へ監視強まる

 製品の不具合などによる企業のリコール(無料の回収・修理)件数が2007年は194件と前年より2割強も増えたことが、経済産業省所管の製品評価技術基盤機構(NITE)の調査で12日、明らかになった。件数は1989年の調査開始以来最高で、02年に比べ約5倍に拡大した。

 パロマ工業(名古屋市)のガス湯沸かし器事故などをきっかけに、製品事故に対する行政や消費者の監視が強まっていることに加え、昨年5月に政府が重大事故の公表制度を導入したことも、リコール件数増加を後押ししたとみられる。

 NITEによると、件数は03年ごろから増加傾向が強まった。05年の松下電器産業の石油温風機事故や、06年のパロマの事故の問題化で企業責任が厳しく追及された影響で、事故が発生すると早期にリコールに踏み切る企業が増えた。

 07年は例年と同様に家電のリコールが多く、8月には携帯電話用電池の不具合で、端末販売元のノキアが世界で約4600万個の無償交換を発表。給湯器大手のノーリツ(神戸市)がガス風呂給湯器約44万台を回収するなど燃焼器具のリコールも相次ぎ、件数は過去最高だった06年をさらに上回った。

 ただ、リコールを発表しても消費者に情報が浸透せず回収が進まないケースも多い。このため経産省は消費者団体と協力し、「内容が分かりにくい」との指摘があるメーカーなどの社告の統一基準づくりを今後進める。

 NITEの調査は、家電や生活用品を対象に新聞社告や各社のホームページから集計。食品や自動車などは対象外となっている。
posted by リフォーム at 10:21| リフォームに関する事故・訴訟